夫の浮気に対抗して浮気した結果どうなったか

結婚して8年、私たち夫婦は波風の少ない関係だと思っていました。多少のすれ違いはあっても、夫は仕事、私は家庭を守るという形で成り立っていたはず。でも、ある日突然、夫の浮気が発覚したことで、すべてが変わりました。

夫の裏切りと、心に渦巻く怒り

スマホを何気なく見たことがきっかけでした。女性とのやり取り、甘い言葉、時にはホテルの予約画面まで——疑いようもない事実がそこにはありました。

頭が真っ白になり、胸が締めつけられるような苦しさが押し寄せてきた私は、夫を責めることもできず、ただ「私も同じことをしてやる」という復讐心に支配されていきました。

浮気という選択をした私

私が選んだ“対抗策”は、自分も浮気をすることでした。SNSでつながった昔の知人にメッセージを送り、数回のやり取りの後に会う約束をしました。

彼は独身で、私の話をじっくり聞いてくれる優しい人でした。「誰かに求められている」という感覚が心を満たしていくのを感じた私は、そのまま彼と関係を持ってしまったのです。

一瞬の満足、そして押し寄せる虚無感

確かにその瞬間は、自分が夫より優位に立てた気がしました。「これで五分五分」と思ったのも束の間、次第に罪悪感と虚しさが胸に広がっていきました。

「私、何をしてるんだろう」「結局、夫と同じことをしてしまった」──浮気をしたからといって、気持ちが晴れるわけではなかったのです。

夫に知られたとき、すべてが壊れた

数ヶ月後、夫にも私の浮気がバレました。私がスマホを見たように、今度は夫が私のSNSを覗いていたのです。

彼は静かに怒っていました。「俺のことを責める資格はないよね」その言葉に、何も返せませんでした。

私たちは話し合いを重ねましたが、感情のわだかまりは消えず、最終的に別居という形を選ぶことになりました。

対抗する浮気では心は救われない

今思えば、私は浮気という手段で傷ついた自分を守ろうとしたのかもしれません。でも、それは結果として自分自身をもっと深く傷つけただけでした。

浮気には、自己肯定感を一時的に回復させる力があるかもしれません。けれど、それは長続きしません。むしろ「本当に欲しかったもの」から、自分を遠ざけてしまうのです。

まとめ

「浮気には浮気で返す」——その考えが一時の救いになることもあるでしょう。でも、そこにあるのは“本当の癒し”ではなく“さらなる孤独”でした。

誰かに裏切られたとき、私たちは怒りや悲しみに支配されてしまいます。でも、その感情の行き先が「同じことをしてやる」という選択であるべきかどうかは、冷静に見極めなければなりません。

私のように「対抗しても何も得られなかった」と後悔する人が、少しでも減ることを願っています。

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