「来月、うちの実家に挨拶に行こう」
彼からそう言われたとき、私は本気でこの人と将来を歩んでいくのだと思っていました。
親に紹介される＝婚約への一歩。嬉しさと緊張が入り混じった気持ちで、その日を楽しみにしていたのです。
しかし、その矢先――まさかの出来事が起きました。彼の浮気です。
きっかけは些細な違和感
実家への挨拶が近づくにつれ、彼の様子に微妙な変化が現れました。
- スマホをトイレやお風呂にも持ち込むようになった
- 私との会話中に、どこか上の空
- 実家の話題を出すと、なぜか口数が減る
最初は「緊張しているのかな」と思いました。
でも、女性の勘というものは鋭いものです。
浮気発覚の瞬間
ある日、彼が寝ている隙にふとスマホの通知が目に入りました。
LINEの画面には、「昨日はありがとう、また会いたい♡」というメッセージ。
見覚えのない名前とアイコン。心臓の鼓動が速くなり、一瞬で冷や汗が出ました。
その後のやり取りを確認すると、完全にクロ。体の関係もあったようでした。
話し合いと彼の言い訳
私は翌日、静かに彼を呼び出しました。
浮気の証拠を突きつけると、彼は最初は黙っていましたが、やがてこう言いました。
「挨拶に行くのが怖くなって、自信がなくなって、現実逃避したかった」
私は呆れを通り越して、空しさを感じました。自信がないから浮気？
私との未来から逃げた結果が、他の女性の元に向かうことだったのでしょうか。
挨拶の予定は白紙に
当然ながら、実家への挨拶の話は白紙に戻しました。
彼は何度も「やり直したい」と言ってきましたが、信頼を裏切られた心は元には戻りませんでした。
話し合いを重ねた末、私は別れを選びました。
浮気を通して学んだこと
人生の節目に直面したとき、人の本質は露呈します。
私が本気で向き合っていた分、裏切られたときの衝撃は計り知れませんでした。
しかし、今回の経験で私は次のことを学びました：
- 言葉よりも行動を信じるべき
- 違和感を見逃さないこと
- 結婚は信頼がすべての土台
まとめ
「彼の実家に挨拶に行く」という節目を目前にして起きた浮気。
最初は信じられない気持ちでいっぱいでしたが、冷静に現実を見つめ直す機会にもなりました。
この経験を通して、私は信頼できる人を選ぶ目を養うことができたと今では思います。
あなたも、もし違和感を覚えたら、自分の直感を信じてください。
それが、自分の未来を守る第一歩になるのです。
